今年1番良いと思う

年が明けて12日目に嘯いてしまった

今朝の水やりは

どこかもの悲しいが

洗練されてこなれた感のある音色に

包まれている

現代ジャズシーン屈指のヴォーカリストが

ピアニストのローマン・コランと紡ぎ出した

デュオ作品を聴いているからだ

積んでおいた作品は多くあったが

良い音を直感が引き当てた感があって嬉しかった

年末に妻が普段決して見ないであろうはずの

サブカルチャー番組を

寝落ちする寸前の状態で眺めていた

ところどころ聞こえてくる単語から

ヴェルヴェット・アンダーグラウンドを

特集しているらしいことは推測された

今朝聴いているサシャル・ヴァサンダーニは

ルー・リードやジョン・ケールを

彷彿させていたから面白い

インテリジェンス溢れる空気感は

正にヴェルヴェット・アンダーグラウンドの

それであった

今作品は後者ほどの嫌味感は無く

じっくり聴けたのは良い一年を想像させるには

十分すぎるものであった

どうか自分が

人間の構成素質の

要求せぬことをやったり

要求せぬ方法でやったり

現在要求せぬことをやったり

することのないようにという

マルクス・アウレリウスの言葉を

なぜか思い出した