朝の水やりも
早いもので
今年で三年目になる
気温が低下した店内に
生息する植物たちは
これから訪れる冬の支度をして
待っているようだ
冬を苦手にしている植物は
タネの状態になることで
越冬することが多い
ということは
植物はこれから冬が訪れることを
事前に知っていたことになる
不思議が尽きない
先日
音楽談義に花が咲いた
ずいぶん年上の方で
ジャズにはことさら詳しい
そこで話題になったのが
マイルス・デイビスの
イン・ア・サイレント・ウェイであった
翌日さっそく
聴いてみて驚いた
そしてあまりの素晴らしさに感動した
新しい音楽の世界が幕を開ける
そこには無限小の力で
無限大の時間をかけて
生み出された
熱のようなものが
込められていたからだ
同じ年にリリースされた
ビッチェズ・ブリューと並んで
多くの日本人ミュージシャンの
標識となったであろうことは
疑う余地がない